赤穂民報

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60年ぶりの舞台懐かしむ

2009年10月12日

  • 60年ぶりに行われた船だんじり

    60年ぶりに行われた船だんじり

 昭和23年を最後に、姿を消していた組み立て式舞台の「坂越船だんじり」が秋祭りに合わせて復活。10日と11日の2日間で和太鼓、獅子舞など16団体が出演した。
 船だんじりは、かつて地区内の各町が所有。宮の年忌などに繰り出し、地元住民らが芝居や漫才を演じたが、時代の変化とともに廃れていた。
 市教委の調査で部材一式が現存することがわかり、「赤穂まちづくり研究会」(山本建志代表)の協力で復元。舞台を飾る背景画は地元小学生が再現した。
 復活上演は、舞台を乗せる台船がないため、陸上で行われた。会場となった坂越防災交流館横の広場には2日間で約500人の観客が集まり、地区内外の芸能団体が披露する演技に大きな拍手が送られた。
 傘踊りを演じた桜木町の黒田貞子さんは10歳のときに日本舞踊を舞って以来となる船だんじりの舞台を踏んだ。「当時のことを思い出しました。言葉に表せない感動です」と目を潤ませていた。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2009年10月17日(1867号)4面 (8,500,857byte)


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