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「素行の教えを現代に」全国フォーラムに700人

2009年09月27日

  • 山鹿素行と赤穂の関わりを再認識した全国フォーラム

    山鹿素行と赤穂の関わりを再認識した全国フォーラム

 江戸初期を代表する赤穂ゆかりの儒学者を顕彰し、まちづくりにつなげようと、「赤穂義士と山鹿素行全国フォーラム」が27日、中広の市文化会館大ホールで開催された。市内外から約700人が集まり、「素行儒学の精神を生かして、礼節ある優しい時代を思い返そう」などと提言した。
 「赤穂義士の心を育てた偉人の功績を広めよう」と市民有志でつくる実行委員会(小西利夫委員長)が主催した。
 記念講演で演台に立った歴史研究家の中島剛氏は、素行が赤穂に2度滞在し、赤穂城の設計に関わったことや大石内蔵助ら後の義士たちを指導したことなどを紹介。「素行先生なくして赤穂義士は存在しない。その教えを誇りとして赤穂から文化発信してほしい」と呼びかけた。
 続いて木山正規・元市教育長、橋本博行・赤穂高校長らがパネルディスカッションを行い、「素行が説いた“士道”は現代の“心豊かな人づくり”につながる」「インターネットを活用するなど、次代を担う若者にも素行の教えを定着させることが大切」などの意見が出された。
 同実行委員会は「四十七士だけでなく、明治維新のリーダー達にも影響を与えた人物。彼の功績にならい、赤穂を『武道とスポーツのまち』へと発展させたい」と考えている。


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