赤穂民報

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汗と涙の職業体験

2009年08月11日

  • 高さ15メートルから降下するなどレスキュー訓練をクリアした入潮愛教諭

    高さ15メートルから降下するなどレスキュー訓練をクリアした入潮愛教諭

 教職員が学校以外で職業体験する「かがやきトライやる」がこのほど行われ、19人が異業種にチャレンジした。
 平成13年度に始まった企業体験研修の流れをくむ取り組み。社会性と人間性を広げるのが目的で、今年度はホテル、洋菓子店、福祉施設など11事業所が5日間の日程で受け入れた。
 尾崎小の杉田晴紀教諭(39)と城西小の入潮愛教諭(37)は市消防本部での体験を希望。消火栓の取り扱いや心肺蘇生法など職務に必要な技能を学んだ。
 4日目には「消防訓練の中で最も厳しい」と言われるレスキュー訓練を受講。地上10メートルに張ったロープを伝って20メートル離れた建物の間を移動する渡過訓練や、訓練塔の高さ15メートル部分からロープ一本で地上へ降りる降下訓練にトライした。
 ロープ渡過でバランスを崩し、命綱で宙吊りになった入潮さんは最終日、「このままでは終われない」と再挑戦を志願。教官の瀧元秀宜副士長(32)らの励ましに後押しされ、見事に渡り切った。
 入潮さんは訓練をやり遂げた感激に浸りながら、「励ましで勇気がもらえた。私も子どもをしっかり応援できる先生になりたい」と大粒の汗を光らせた。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2009年8月22日(1860号)4面 (8,774,341byte)


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