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予約受付中なのに「準備中」「不可能」誤表示

2021年06月12日

  • 接種会場情報の誤表示が頻発している厚生労働省サイト「コロナワクチンナビ」

    接種会場情報の誤表示が頻発している厚生労働省サイト「コロナワクチンナビ」

 新型コロナウイルスワクチンの接種会場が検索できる厚生労働省のサイト「コロナワクチンナビ」で、予約受付中の赤穂市内接種会場が「予約準備中」や「予約不可能」と誤表示されていることがわかった。
 同サイトは「新型コロナウイルスワクチン接種の総合案内」として同省が開設しているもの。都道府県と市町村を選択して検索をかければ、所在する接種会場の一覧が表示される仕組みになっている。
 6月12日の時点で「赤穂市」の会場を検索したところ、市内で現在接種を実施している4会場のうち表示されたのは3会場。いずれも実際は予約可能なのに、「予約準備中」や「予約不可能」と誤って表示された。さらに、接種を実施していない医療機関2か所が「接種会場」として表示された。それぞれの「最終更新日」を確認すると、5月17〜19日となっていた。
 同様の誤表示は赤穂市以外の市町村でも生じているとみられる。この件について厚生労働省コールセンターに問い合わせたところ、「こちらではわからない」とのこと。担当部署への取り次ぎを求めると、「記者クラブ加盟社以外は転送しないように指導を受けている。ご指摘の件は上申します」という対応だった。
 * * *
 厚生労働省に14日に改めて取材したところ、誤表示について次のような説明があった。
 「コロナワクチンナビの接種会場検索で表示される情報は、それぞれの医療機関や自治体がV−SYS(ブイシス)というシステムに登録した内容となっています。初期設定では、接種会場ではない医療機関は非表示になっていますが、その医療機関が誤って切り替えると、接種会場一覧に名称が表示されることになります。また、予約の可否状況についても、接種会場ごと入力された情報により、『予約可能』『若干空き有り』『予約不可能』などの表示がなされるシステムです」
 また、「記者クラブ加盟社以外は転送しない」との指導については、「そのような指導を行った事実はありません。取材の申し込みがあった場合は代表番号を紹介するように指導しています。今後はこのようなことのないようにコールセンターを指導します」との回答だった。(2021年6月14日16時30分)


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コメント

我が国でITに関する取り組みが一番遅れているのが、行政と教育というのは周知の事実。原因は政治家と行政(教育を含む)幹部の意識と知識と想像力の不足と言っても過言ではない。
マイナンバー制度に見られるように、始めるには始めるがそこまで。運用にまで手をつけようとする意欲はないからいつでも無税金の無駄遣いに終わる。予算主義でなく成果主義にシフトしないと良くはならないだろう。
本市でも、タブレットを導入しても、置いてるだけに何の疑問も感じないでは、かつての視聴覚教室の経験が生かされていないのではと憂慮しているのは私だけ?

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投稿:IT後進国 2021年06月13日


接触確認アプリといい、今回のサイトといい、厚生労働省のやってる取り組みはずさんさが目立つ。人の命に関わっていると言う意識が低いんじゃないか。

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投稿:おっさん 2021年06月13日


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