赤穂民報

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「サイト契約料」「補償金」次々要求 詐欺被害約680万円

2021年03月03日

 赤穂署は3月3日、赤穂市内の60代無職男性が、アダルトサイトの契約料などを名目に現金など約680万円をだまし取られたと発表した。同署が詐欺容疑で捜査している。
 同署によると、男性は先月16日、携帯電話に「料金の未納があるので至急連絡を下さい」などとメールが届き、表示された番号に電話。応対した男の指示に従い、同市内のコンビニストアで購入したプリペイドカード約10万円分の番号を相手に伝え、カードの利用権をだまし取られた。
 その後も「日本個人保護協会」や「ネットワークセキュリティ協会」を名乗る男が「アダルトサイト契約料」や「補償金」を名目に「後々全額返金できる」などと現金計670万円を要求。男性は先月27日までに同市内の金融機関ATMから相手が指示した口座に複数回に分けて全額振り込んだという。
 さらに「示談金」として千数百万円の支払いを求められたことから、男性が知人に相談。今月2日に知人が警察へ通報して被害が発覚した。同署によると、男性は一人暮らしで、定期預金を解約して振り込みに充てたという。
 赤穂市内では今年1月にも「動画サイト解約料」などを名目に50代会社員が現金約3500万円をだまし取られた被害が発覚。同署は「不審な請求を受けたら、振り込んだりせず、まずは警察か、家族や友人、知人に相談してほしい」と呼び掛けている。同署Tel43・0110


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掲載紙面(PDF):

2021年3月6日号(2407号)2面 (4,280,778byte)


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