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「日本のオモニ(母)」へ感謝の熱唱

2008年12月23日

  • パクさん=右端=へ「人を大切にがんばって」と言葉を贈る広瀬重美さん

    パクさん=右端=へ「人を大切にがんばって」と言葉を贈る広瀬重美さん

 平成町の主婦、広瀬重美さん(65)の励ましで再結成した韓国の男性4人組ボーカルグループ「T.H.E STORY(ザ・ストーリー)」が23日、加里屋まちづくり会館でコンサート。久しぶりに再会した広瀬さんへ感謝を込めて熱唱した。
 広瀬さんは3年前に韓国へ旅行。友人の紹介でメンバーの一人、パク・スヒョさん(26)と知り合った。
 そのころ、パクさんのグループは兵役でメンバーを欠くなど事実上の解散状態。「まるで息子のよう」なパクさんを広瀬さんは「もう一度、歌ってくれるのを待っているからね」と何度も勇気づけた。パクさんは“イモ(おばちゃん)”と慕う広瀬さんの期待に応え、今年10月に新メンバーで再デビューを果たした。
 今回の来日コンサートは「恩返ししたい」というパクさんの思いに他のメンバーが協力して実現した。約1カ月間のアルバイトで渡航費用を貯金。滞在費も自分たちでまかなうことを条件に、所属事務所の了解をとりつけた。
 コンサート当日は開場と同時に満席に。詰めかけた約200人を前に、CDデビュー曲「ハルマン(一日だけでも)」、人気ドラマ「冬のソナタ」の主題歌など5曲を情感豊かに歌い上げた。
 コンサート終了後、パクさんから「オモニ、ありがとう」と声をかけられた広瀬さんは「スヒョが初めて“お母さん”と呼んでくれました」とうれし涙。「仲間と助け合って大きく育って」と期待を託していた。


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掲載紙面(PDF):

2009年1月1日(1830号)3面 (7,870,229byte)


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