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高校生が雅楽演奏を奉納

2020年07月12日

  • 奉納演奏で稽古の成果を披露した赤穂高校雅楽部

    奉納演奏で稽古の成果を披露した赤穂高校雅楽部

  • 3年生にとっては「引退公演」となった奉納演奏

    3年生にとっては「引退公演」となった奉納演奏


 赤穂高校の伝統芸能研究会雅楽部が12日、尾崎の赤穂八幡宮で奉納演奏。龍笛と謡いで越殿楽今様を奏で、拝殿に雅な調べを響かせた。
 新型コロナウイルス感染症の影響で出演を予定していた文化祭が中止に。「活動成果を発表できる場を」との声に同校OB会長の中村良廣宮司が機会を提供した。
 衣装を着けた部員らは緊張した面持ちで拝殿へ上がり、3年生の浜本実季さん(17)の龍笛に合わせて1年生5人が謡いを披露。南都楽所(なんとがくそ)の楽師でもある永井信行顧問が琵琶の音色を重ねた。感染予防対策として拝殿の引き戸を開放していたこともあり、境内全体に演奏が聞こえた。
 今春1年生が入部するまで1人で部を守った浜本さんは「3年間の集大成という感じで緊張しましたが、うまくいって良かった」と感想。部活動は引退となるが、「心がしんどくなったときには、雅楽を思い出して笛を吹きたい」と話した。


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