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忠臣蔵研究の第一人者 山本博文氏死去

2020年03月30日

  • 在りし日の山本博文氏

    在りし日の山本博文氏

 赤穂事件研究の第一人者として知られた歴史学者(日本近世史)の山本博文氏(東京大学史料編纂所教授)が3月29日、腎盂がんのため死去した。63歳。
 岡山県津山市出身。多くの著書があり、赤穂事件関係では『これが本当の「忠臣蔵」』『東大教授の「忠臣蔵」講義』などがあり、『「忠臣蔵」の決算書』は映画『決算!忠臣蔵」の原作となった。
 赤穂には史料調査や講演などで度々訪れ、昨年12月に映画の公開に合わせて赤穂で講演したときは元気な姿を見せていた。関係者の話では、2月末に体調不良を訴え、3月初旬から入院していたという。
 史料研究を通して面識があった赤穂市市史編さん室の小野真一課長は「報道で訃報を知り、大変驚いた。赤穂事件を史料に基づき、一般の方にもわかりやすく解説された功績は大きい。亡くなられたことは非常に残念だ」と悼んだ。


文化・歴史お知らせ ]

掲載紙面(PDF):

2020年4月4日号(2366号)4面 (7,259,384byte)


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