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《市公共工事贈収賄》捜査2課が市庁舎を捜索

2019年09月14日

  • 市庁舎へ入る県警捜査員

    市庁舎へ入る県警捜査員

 赤穂市発注の橋梁修繕工事の入札をめぐる贈収賄事件で、兵庫県警捜査2課は14日、加里屋の赤穂市役所に捜索に入った。
 休庁日で人影もまばらな市庁舎に捜査員24人が段ボール箱を持って入庁。捜索は報道陣を完全にシャットアウトした状態で行われた。捜査関係者によると、加重収賄などの容疑で逮捕された市土木係長(49)が勤務する建設課、入札を所管する契約管財課、人事課、行政課の計4か所を捜索したという。 
 捜査2課は13日、城南橋橋梁修繕工事の一般競争入札で、公表されていない設計金額を教えた見返りに現金10万円を収受したとして、同容疑などで土木係長を、贈賄などの容疑で同市大津の土木会社「馬場組」社長(54)を逮捕した。
 土木業界関係者の話では、社長は業績が低迷していた家業の土木会社を30年ほど前に継いだという。「はじめのうちは、新参ということで苦労していた」が、徐々に仕事を増やしたという。昨年7月決算期の資料によると15台の重機を所有し、5億円を超える売上高があった。今年6月ごろには事務所を建て増した。
 会社近くの住民によると「草刈りに無償でトラックを出してくれたり、グラウンド整備に土を分けてくれたり、地域活動にもよく協力してくれた」といい、「ここ2〜3年ほど特に忙しそうだった。業績を伸ばそうと無理をしたのか。逮捕は残念」と話した。


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掲載紙面(PDF):

2019年9月21日号(2340号)1面 (7,942,012byte)


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