赤穂民報

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特殊詐欺容疑「受け子」の高校生逮捕

2019年04月08日

 高齢者からキャッシュカードをだまし取ったとして、赤穂市内の高校生の少年(17)が4月5日、詐欺容疑で岡山県警倉敷署に逮捕された。
 県警本部によると、少年は今月3日、仲間と共謀して全国銀行協会の職員を装って倉敷市内の80代無職女性宅を訪れ、女性と夫名義の銀行キャッシュカード計2枚をだまし取った疑いがある。
 捜査関係者の話では、協会職員になりすました仲間が同日、女性宅に電話をかけ、「キャッシュカード番号の中に不吉な番号が含まれている」「カードを替える手続きをした方がよいので職員を向かわせる」などと嘘を言い、その後に少年がスーツ姿で女性宅を訪問したという。警察は人相や服装などを手がかりに少年を同市内で発見。任意同行して取り調べたところ、「カードをだまし取ったことに間違いありません」と犯行を認めたため緊急逮捕した。
 女性はカードを渡した後、近所の人に相談して詐欺に気付き、口座の引き出しを停止したため現金の被害はなかった。警察は、少年が特殊詐欺における「受け子」だったとみて共犯を捜査している。


事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2019年4月13日号(2321号)1面 (5,016,304byte)


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