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日展5年連続入選 書家の清水まみさん

2018年10月27日

  • 日展で5年連続5度目の入選となった清水まみさん

    日展で5年連続5度目の入選となった清水まみさん

  • 日展で初入選した三木友子さん

    日展で初入選した三木友子さん

 「改組新第5回日本美術展覧会」(公益社団法人日展主催)の書の部門で、塩屋の清水まみさん(62)=正筆会=が5年連続5度目の入選。また、北野中の三木友子さん(68)=神戸笹波会=が初入選した。
 応募総数は8543点のうち入選は1041点だった。
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 清水さんは与謝野晶子の短歌「人の身はいつ許されて大空の星の神秘と程近くある」を全紙幅に調和体で書した作品で入選。「以前から書きたいと思っていた題材で自然と手が動くまま書けた」との言葉通り、ロマンの広がりを感じさせる作品となった。
 18歳で書の道へ入り、結婚と子育てを経て書芸向上に努めてきた。「一生懸命に向き合えるものがあることが幸せ」と充実した日々を送る。先月には歯科医師の長男が帰郷して開院し、赤穂市美術展で弟子が市長賞を受賞。「いいこと続きでうれしい」と素直に喜び、屈託のない笑みがこぼれた。
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 かな書家の三木さんの入選作は古筆『針切』から和歌55首を流麗繊細に書して帖に装丁したもの。一通り書き上げるのに約7時間かかる清書を20回近く重ね、墨の濃淡のリズムが美しい作品を仕上げた。
 小3のとき左利きを矯正しようと習字教室に通い始めたのが書道を始めたきっかけ。現在は自宅で開く書道教室で当時の自分と同じような年頃の生徒たちを教える。赤穂書道会の会長として書道の普及に取り組む立場でもあり、「これからも変わらず努力を続け、子どもたちに書道の楽しさを伝えることにも尽くしていきたい」と抱負を語った。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2018年10月27日(2298号)1面 (9,224,705byte)


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