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高校生が赤穂緞通製作体験

2017年10月13日

  • OBの茶谷誠さん=左端=がつくった小型織機で行われている赤穂緞通製作体験

    OBの茶谷誠さん=左端=がつくった小型織機で行われている赤穂緞通製作体験

 赤穂高校定時制が今年度の「総合的な学習」のカリキュラムに赤穂緞通の製作体験を導入。小型織機でミニ緞通の製作に取り組んでいる。
 ニュースポーツ、陶芸など4つのコースから一つを受講する選択制で1〜4年生の7人が選んだ。同校は小型織機1台を購入。さらに「赤穂緞通生産者の会」(根来節子代表)から同型3台を借りた。1学期は赤穂緞通の歴史、織物の基本的な仕組みについて学び、2学期から実際に製作体験に入った。
 織機を製作したのは同校定時制OBで木工業「一嘉彩工」を経営する茶谷誠さん(39)=御崎=。「織機の原理を理解するのと、織り子の方が使いやすいように工夫するのに時間はかかりましたけど、製作スタッフと協力して、やりがいのある物作りになりました」と仕事を振り返り、「来世に伝える無形文化財の伝統工芸に一人でも多くの若い方が興味を持っていただければうれしい」と話している。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2017年10月14日(2249号)3面 (13,725,790byte)


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