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コラム【陣太鼓】輝き続ける「赤穂の星」

2017年09月16日

 ▼華麗なボクシングスタイルから「赤穂の流星」と呼ばれた小國以載選手だが、世界王者になるまでの道のりは平坦ではなかった。
 ▼東洋太平洋のタイトルを失い、一度は「引退」を表明。恩師のトレーナーが他界した失意から再起してはい上がった。人並みを超えた努力の積み重ねがあったに違いない。
 ▼だからこそ、ベルトの重みを強く感じていたのだろう。敗戦後に語った「重い荷物を降ろして、やっと終わった」という言葉に重圧の大きさが表れている。
 ▼夢、感動、勇気。多くのプレゼントを彼からもらった。「ありがとう」の感謝とともに、「本当におつかれさまでした」とねぎらいの言葉を贈りたい。そして、ずっと支えたご家族にも。
 ▼ベルトは手放したが、「第23代IBF世界スーパーバンタム級チャンピオン」の称号は永久に彼だけのものだ。「努力すれば夢は叶う」と身をもって示した功績とともに輝き続けるだろう。


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掲載紙面(PDF):

2017年9月16日(2246号)1面 (13,011,458byte)


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