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「京版画の大御所」が描いた古都の四季

2017年07月31日

  • 徳力富吉郎の作品を特集した収蔵品展

    徳力富吉郎の作品を特集した収蔵品展

 尾崎の版画専門美術館「たでのはな美術館」で収蔵品展「京版画の大御所 徳力富吉郎 古都の四季」が開かれている。京都や奈良の四季を描いた作品37点を展示している。
 徳力富吉郎(1902−2000)は西本願寺絵所の12代目。土田麦僊に日本画を学び、昭和3年に国画創作協会展で樗牛賞を受賞した。創作木版画を手掛け、平塚運一、棟方志功らと同人誌『版』を刊行。戦後に版画制作所を設立し、産業的な版画の量産にも取り組んだ。
 今展では祇園祭や五山送り火など京都の風物詩を描いたシリーズ作「京洛三十題」、法隆寺や東大寺を画題とした「奈良の四季」など風情のある作品が並ぶ。佐野正幸館主は「古くから京都で制作されてきた木版画に近代感覚を加味した『徳力版画』の魅力を味わってもらえれば」と話している。
 8月27日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。ウエスト神姫「明神木」バス停すぐ。Tel090・3496・4282


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