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民画「大津絵」の魅力を紹介

2017年05月12日

  • 軽妙でユーモアのある作品が並ぶ大津絵展

    軽妙でユーモアのある作品が並ぶ大津絵展

 日本の民画を代表する「大津絵」を紹介する企画展が尾崎の私設美術館「たでのはな美術館」で開かれている。
 庶民の間で護符として広まった「大津絵十種」を中心に約50点を展示。ユーモラスで軽妙な作品の数々を楽しめる。
 大津絵は江戸時代に近江国の大津宿で売られた民衆絵画で東海道を往来する旅人の手軽な土産物として人気を集めた。明治維新の近代化で衰退するが、民芸運動の柳宗悦らによって再評価され、現在も愛好されている。
 大津絵十種は代表的な画題で「藤娘」「釣鐘弁慶」「鬼の寒念仏」などがある。それぞれ良縁や金運、子どもの夜泣き止めといったお守りとして使われた。大量生産を可能にするため、木版画で刷った線画に筆で彩色する独自の技法を生み出したという。
 5月28日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。Tel090・3496・4282


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2017年5月13日(2230号)3面 (11,841,385byte)


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