赤穂民報

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【第17回】停電と断食

2008年10月04日

  • 庭を流れる小川。洗顔、シャンプー、洗濯など飲料水以外はすべてこの水を使います

    庭を流れる小川。洗顔、シャンプー、洗濯など飲料水以外はすべてこの水を使います

 キルギスは季節の移り変わりが本当に早く、遠くの山のてっぺんは白く色付きました。
 国内発電量の約9割を水力発電が占めるキルギスで今年の降水量は例年の8割。貯水池の水量が半分以下ということで、9月初めより毎日夜10時から翌朝3時まで計画停電が始まりました。
 「朝3時」という停電の終了時刻にはイスラム教ならではの理由があります。今月は「オロゾ」と呼ばれる断食期間で、教徒は日没中しか飲食が許されません。そのため、日が昇る前に電気を使えるようにしてチャイ(お茶)を飲めるように配慮しているのです。
 そのため、オロゾが終わると、停電時間は朝8時ごろまで延長されるんじゃないか―との噂です。
 みなさんから送っていただいたリコーダーはもうすぐこちらに第一便が到着する予定です。またご報告させていただきます!


寛子のキルギス日記 ]

掲載紙面(PDF):

2008年10月4日(1815号)3面 (8,428,816byte)


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