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震災5年 絆ラーメンで復興応援

2016年03月11日

  • オープニングで中学校コーラス部や手話グループが復興応援ソング「花は咲く」を合唱した追悼イベント

    オープニングで中学校コーラス部や手話グループが復興応援ソング「花は咲く」を合唱した追悼イベント

 東日本大震災から5年の11日、追悼と復興支援を目的とした「3・11絆ラーメンを味わう集い」が加里屋の赤穂市役所東側広場で開かれた。
 震災で亡くなった宮城県気仙沼市の塩作り名人、遠藤伊勢治郎さん(享年81)の遺志を受け継いで復活した気仙沼の塩と赤穂の塩をスープにブレンドしたラーメンを食する催しで4回目。1杯300円で提供し、売上金を気仙沼市階上観光協会へ寄付している。
 開会にあたり、実行委員長の中村千穂さん(50)=尾崎=が「被災された方たちが悲しみを乗り越え、元気な笑顔を取り戻されることを切に願っています」とあいさつ。明石元秀市長は「私たちにできることは何かを忘れないことに意義がある」と語った。
 絆ラーメンには販売開始と同時に長い列ができた。第1回から続けて来場しているという中広の50代男性は「現地へボランティアに行きたいが自分には難しい。せめてラーメンを食べることで協力したい」と湯気が立つスープをすすった。
 会場では赤穂高校定時制が復興支援の資金作りにアルミ缶のリサイクルを受け付けた。自宅から空き缶を持参した平成町のパート女性(51)は「テレビで見ましたが、復興はまだまだみたいですね。少しでも応援できればと思って持ってきました」と話した。


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掲載紙面(PDF):

2016年3月19日(2178号)4面 (11,731,532byte)


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