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川柳赤穂吟社が創立3周年大会

2015年09月24日

  • ユニークな作品が続々と紹介された川柳大会

    ユニークな作品が続々と紹介された川柳大会

 川柳赤穂吟社の創立3周年記念川柳大会(赤穂民報社など後援)が20日、中広の赤穂市文化会館ハーモニーホールであり、大阪から広島まで約80人の愛好家が参加した。
 『磨く』『風』など6つの兼題と事前投句の『穂』で選者が作品を審査。入選句を披講した。また、姫路山頭火の会代表の松岡六月氏による講演「放浪の俳人 種田山頭火」もあった。
 入賞は次のとおり。敬称略。
【 磨く 】大森昭恵 選
秀一「七十年磨き続けた鎮魂歌」(姫路市)小梶初美
秀二「道具磨く匠は手抜きなどしない」(岡山市)野島全
秀三「懸命に磨きメッキと悟らせぬ」(同)遠藤哲平
【 風 】小林妻子 選
秀一「距離置いて風の止むのを待っている」(高松市)嶋村幸
秀二「老農はまだ追い風を待っている」(美作市)大杉敏夫
秀三「風が泣く苦楽を共にした柩」(岡山市)山本美枝
【 焼く 】三宅能婦子 選
秀一「ケロイドの苦痛を語りつぐドーム」(三原市)笹重耕三
秀二「古日記焼けば煙に主義主張」(岡山市)田辺たかき
秀三「曖昧なところへ焼鏝を当てる」(同)木下草風
【 指 】谷口幹男 選
秀一「父に似て父に背いている指紋」(高松市)嶋村幸
秀二「しゃべり過ぎ咎める妻は口に指」(赤穂市)三宅一歩
秀三「とつとつと打つ婆ちゃんの孫メール」(岡山市)遠藤哲平
【 迷う 】小島蘭幸 選
秀一「父と暮らすか母と暮らすか迷うている」(岡山市)木下草風
秀二「迷夢から醒めた肋を抱いている」(姫路市)大谷慧水
秀三「原爆を二つもあびてなぜ迷う」(赤穂市)大島慶子
【 雑詠 】赤井花城 選
秀一「日に塗れ月にまみれて詩を詠む」(高松市)嶋村幸
秀二「秋天を割れるか人間の叫び」(三木市)梶原サナエ
秀三「ギァチェンジつるべ落しになる前に」(相生市)丸山喜美代


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