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政務活動費、長岡県議は1・8%返還

2015年06月30日

 兵庫県議会は6月30日、各議員の平成26年度政務活動費収支報告書を公表した。赤穂市、赤穂郡及び佐用郡選挙区選出の長岡壮寿氏(54)の政務活動費充当額は1年間で512万5767円だった。
 項目別で最も支出額が多かったのが「調査研究費」。「障害者しごと開拓や障害者大学校の研究など」に234万1780円を充てた。その他は▽人件費=168万円0216円▽事務所費=60万1873円▽資料購入費=16万6738円▽広報広聴費=15万9483円▽事務費=15万0052円▽会議費=2万5625円−だった。
 同県議会の「政務活動費の手引」によると、政務活費にそれ以外の議員活動が混在する場合(事務所費など)は所要経費の50%、さらに私的活動も混在する場合(携帯電話使用料など)は25%を充当できる。
 政務活動費をめぐっては、昨年6月に野々村竜太郎元議員の不適切支出が発覚。県議会は1カ月当たり50万円だった交付額を昨年10月から45万円に減額したほか、収支報告書と会計帳簿をインターネットで公開することなどを改革した。
 長岡氏が所属する会派(自民)は政務活動費のうち1カ月当たり4万円を会派分に充当しており、議員個人分の26年度使用限度額は522万円。使わずに返還した金額は9万4233円で、交付額全体に対する割合は1・8%だった。
 長岡氏は赤穂民報の取材に、「適正使用と透明性確保を求める県民の要求にしっかり答えることで、県議会への信頼回復に努めたい」と語った。


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掲載紙面(PDF):

2015年7月4日(2142号)1面 (10,998,848byte)


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