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《西有年産廃》森林法違反 赤穂市も刑事告発

 2019年09月28日 
 森林法違反の無届伐採が明らかになったとして、赤穂市が赤穂警察署に告発状を提出し、9月20日に受理されたことがわかった。市は取材に対し、「警察の捜査段階にあるため」(農林水産担当)などとして、告発の対象や詳細を明らかにしていないが、西有年の山林での無届伐採が今年7月に発覚した東洋開発工業所を告発したものとみられる。
 市によると、西有年山林での無届伐採は7月16日に市に通報があり、同月25日に立ち入り調査で確認した。産業廃棄物最終処分場の建設計画を進める同社が資材運搬用モノレールを設置するために今年2月ごろから立木を伐採したことを認め、市は作業の中止を指導した。
 同社による無届伐採をめぐっては9月18日、「上郡産廃問題対策協議会」など3団体が森林法違反だとして同署へ刑事告発。19日の定例会で「赤穂市も告発すべきでは」との小林篤二議員の一般質問に対し、牟礼正稔市長が「厳正に対処するつもり」と答弁していた。
 刑事告発に踏み切った理由について市幹部は「伐採から約6か月間も無届けであったのは、単純な過失とは言えないと判断した。弁護士とも協議し、書面が整ったので告発した」と話した。
 牟礼市長は赤穂民報の取材に、「事業者に対しては、造林、原状回復を粛々と指導していきたい」と語った。
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【関連記事】3団体が事業者を告発 森林法違反容疑など
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掲載紙面(PDF):
2019年10月5日号(2342号) 1面 (7,984,206byte)
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