赤穂民報

赤穂を本拠地に全国目指すYBSホールディングス硬式野球部(2月16日)

 野球を通じて青少年の健全育成や市民の健康増進に取り組もうと、社会人野球チーム「YBSホールディングス硬式野球部」と赤穂市が連携協定をこのほど結んだ。本拠地を城南緑地の赤穂トラストホープ球場に移し、全国大会出場を目指す。

 YBSは1996年に県内初の硬式野球クラブチーム「全播磨硬式野球団」として発足し日本野球連盟に加盟した。2020年から総合建設業「吉田組」(姫路市広畑区)との連携を開始し、今年度に現在のチーム名に改称。国内アマチュア硬式野球日本一を争う日本選手権や都市対抗にも挑戦できるよう、クラブ登録から企業登録へと変更した。

 協定では、YBSは中高生などを対象にした野球教室や高齢者向けのストレッチ講座などを開催。赤穂市はそれらの活動を支援するほか、同チームの応援活動に取り組む。

 連携に合わせて吉田組は山陰合同銀行の地域おこし私募債を活用してバッティングケージ2基(約200万円相当)を市に寄贈。同社はかつて坂越地区にテトラポット製造事業の拠点を置くなど赤穂市とのゆかりがあり、壺坂博昭社長は「再び赤穂市とご縁ができることを喜んでいる。寄贈したケージは少年野球教室などにも活用して」と話し、同部の壺坂圭祐GM兼部長は「練習(火・木・金の午後5時半〜9時)は見学自由なので、チームと選手たちを身近に感じてもらえれば」と地元密着を目指した。

(赤穂市と連携協定を結んだ社会人野球チーム「YBSホールディングス硬式野球部」)

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