赤穂民報

さよなら「117系」最終便に鉄道ファン(7月26日)

 国鉄時代から京阪神や岡山エリアを走ったJRの車両「117系」が今月21日で定期運行を終え、最終便の始発駅となった播州赤穂駅で大勢の鉄道ファンが名残を惜しんだ。

 117系は国鉄時代の1979年、京阪神エリアで「新快速」の車両として導入。岡山エリアには92年に投入され、山陽本線の快速列車「サンライナー」にも使われた。老朽化に伴い221系や223系といった新型車両への更新が進み、今春から山陽本線と赤穂線のみで運行していた。

 駅員の話では、定期運行終了の1週間ほど前から同駅を訪れる鉄道ファンの数が増えたという。全国最後の運行となった21日午後9時27分発岡山行の発車時刻には、その姿を写真や映像に残そうとカメラやスマホを持った人など約70人がホームに集まった。

 地域ごとに異なる車体の色に興味があるという大阪市城東区の高校2年、田中大翔(はると)君(16)は「最終日なので来ました。サンライナー色の車両も見たかった」。赤穂線をはじめ鉄道写真を撮り続けている福浦の吉栖清美さん(84)も最終列車の発車の様子を撮影し、「長年見てきた車両なので感慨深い」と4両編成の黄色い車両にほぼ満員の乗客を乗せた最終便を見送った。

(117系車両の最終便を見ようと多くの鉄道ファンが集まった播州赤穂駅ホーム)

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