赤穂民報

不思議な小石(9月7日)

 なんともほほ笑ましいロバの一家の物語です。
 ロバのシルベスターは、かわった形や色の小石をあつめるのが楽しみでした。
 ある時、小さな赤い小石を見つけました。なんと、その小石は、なんでも願いを聞き入れてくれる魔法の小石でした。
 シルベスターは楽しくて仕方がありませんが、目の前にあらわれたライオンに慌てふためいて、「ぼくはいわになりたい」と願って岩に変身してしまいます。
 さて、岩になってしまったシルベスターはどうなったでしょう。
 著者は、この絵本を通して、「家族とは何か」ということを子どもたちに問い掛けているのだと思います。
 不思議な石から始まる家族の物語を、子どもたちに読み聞かせたい一冊です。
  * * *
 『ロバのシルベスターとまほうの小石』○作/ウィリアム・スタイグ○訳/せたていじ○評論社

(『ロバのシルベスターとまほうの小石』 ○作/ウィリアム・スタイグ ○訳/せたていじ ○評論社)

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